自分だけの「2020年」を振り返る 〜波乱の2020年、そして希望の2021年へ〜

2021.01.22 東大生に聞いてみた Facebook Twitter Line

あけましておめでとうございます。2021年も東大ナビをよろしくお願いいたします。

皆さんは年始をどのように過ごしましたか。“あの流行り病”のせいで実家に帰れなかったり、友達と過ごせなかったり、不便を感じた皆さんも多かったのではないでしょうか。私自身、(ごくわずかな期間を除き)“あの流行り病”に取り憑かれたかのような一年でした。

しかし!そのような側面ばかりで1年をまとめていても、気持ちも明るくなりませんし、何の変哲もありません。今回は、読者の皆さんからいただいたアンケートの中から、いくつかのキーワードや観点から、2020年をまとめてみたいと思います。皆さん自身も読みながら「自身にとっての2020年」を振り返っていただければと思います。

Q.2020年のあなたの漢字1文字は?

毎年、12月に話題になる日本漢字能力検定協会が発表している「今年の漢字」、2020年は「密」でした。皆さんの漢字はなんなんだったのでしょうか。ここでは特に面白いなと思ったものを3つほど紹介したいと思います。

1.「縁」…理由としては「いろんな人との縁を意識し直す機会が多かったから」ということでした。これまではなんとなく教室に行けば会えて、その後ご飯に行き、休日はそれとなく人と会っていろいろなことをするという何気ないつながりがありました。それが失われてしまうことで、改めてそのような繋がりの大切さを感じる機会が多かったのではないでしょうか。

2.「新」…やはり流行り病があった以上、「鬱」「倦」「難」などのマイナスな言葉が多くなってしまいます。そんな中で「新しい生活様式」「新しい授業形態」とポジティブに捉え直すと、同じ状況もなんだか少しだけ前向きに捉えられるのかもしれない、そんなことを気づかせてくれる今年の1文字でした。

 

3.「蓄」…こちらも「新」に続いて、この1年をポジティブに捉える1つの形なのかもしれません。留学の中止、授業のオンライン化を受け、今年できることが少なくなったり、逆に時間が空いてしまったりする中で、アフター感染症の時代に備えて、力や知識を蓄える時間に有効活用できたそうです。といっても、私自身は家で寝てばかりで、蓄えたものといえば、身体に……(以下略)

Q.あなたが2020年ハマったことは?

ステイホームが騒がれた2020年、皆さんのマイブームを聞いてみました。やはり多数を占めたのは、読書、勉強、動画配信サービス、オンラインゲームなど「おうち時間」でも満喫できるもの、さらに具体的には、鬼滅の刃、ウクレレなどいろいろなコンテンツがみなさんのおうち時間を支えてくれていたようです。特に気になったのはラジオ。私もおうち時間が増えるようになってから、複数人のラジオをリアルタイムやオンデマンド配信で聞くようになりました。おうち時間になって以降、これまでは少し「アナログ」と思われていたことの価値を見直す機会にもなったのかもしれません。

Q.「2020年、一番印象に残った本はなんですか?」

家にいる時間が長かった2020年、それを支えたものの一つが本。ゆっくりする時間ができたタイミングで、これまで手に取らなかった本を手に取ってみた方も多いのではないでしょうか。ちなみに、私自身が一番印象に残った本は村上龍「心はあなたのもとに」。実はこの本を読むのは6年ぶり2度目だったのですが、大切な人とつながっていることの温かさ、儚さを改めて感じることのできる小説で、会いたい人と会えないことの多かった2020年に噛み締めて読むと、改めて色々なことを感じる1冊でした。

今回のアンケートの中では、教科書、六法全書から『銃・病原菌・鉄』などの時事にあったものまで幅広いものがありましたが、中でも目についたのが古典的な名作が多かったこと。夏目漱石『それから』『夢十夜』やゲーテ『若きウェルテルの悩み』、福沢諭吉『文明論之概略』など多くの名作が挙げられており、名作の中の主人公に自分を投影したり、古典に込められたメッセージを感じたりとそれぞれの楽しみ方があり、やはりこのような形で名作は時代を越えて読み継がれているのだなぁと改めて考えさせられました。私も、手にとって挫折した中江兆民『三酔人経綸問答』を改めて読み直そうと思います。

Q.「2021年の抱負は?」

……ここまで2020年をずっと振り返り続けてきましたが、もう時は2021年‼ここからは、皆さんの2021年の抱負について、見ていきたいと思います。

まず、目についたものは具体的な目標、「就活頑張ります」「卒業する」「院試に合格する」「司法試験合格」など……、1つ自分の目標を立てると努力もはかどるというところでしょうか。

続いて気になったのは「自分と向き合う」「自分のペースを曲げない」「自分の弱み強みを知った上で、理想の自分の状態に近づくこと」など、自分との対話をベースとするもの。家にいる時間が増えると、将来のことや自己分析など自分自身について考える時間が増えます。自分や将来のことを時間をかけて少しずつ考えておくと、少し先にその分幸せがやってくるかもしれません。

それ以外にも気になったのは四字熟語やことわざ。皆さんも、自分の抱負を1つ決めてみると刺激ある1年になるかもしれません。

ここまで、皆さんの2020年、そして2021年の抱負をいくつかの視点からみてきました。「やっぱり!」というもの、「へぇ初めて知った、試してみよう」というもの、それぞれあったのではないでしょうか。新しい時代に新しい楽しみ方を、皆さんにとって本年が有意義な一年になることを心からお祈りしています。そして、是非、今年も東大ナビをよろしくお願いします。

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